高齢者らを介護する「介護福祉士」を養成する専門学校などへの2009年度の入学者数は1万2548人で、前年度より910人増えたことが厚生労働省の調査で8日、分かった。データ集計が始まった06年度以降減少が続いていたが、初めて増加に転じた。
介護現場が深刻な人手不足に悩む中、不況で失業した人が介護福祉士の国家資格取得を目指すケースが増えたという。ただ、専門学校などの定員に占める入学者数の割合(充足率)は、09年度も55・1%と大幅な定員割れとなった。
06年度に1万9289人いた入学者数は、08年度には1万1638人まで減少。充足率は、71・8%から45・8%まで低下した。
厚労省は雇用情勢の悪化を受け、失業者向けの公共職業訓練に2年制の「介護福祉士養成コース」を今年4月から追加。短大や専門学校などで約2700人が受講したため、入学者数は前年度より910人増えた。
職業訓練の2700人を除外した高卒の入学者などは1万人を割り込んでおり、引き続き減少傾向。また、養成校の定員は、06年度の約2万7千人から09年度には約2万3千人まで減った。
2009/09/08 19:17 【共同通信】
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